まぶたのたるみ

まぶたがたるんで
目が開きにくい…

まぶたがたるんで目が開きにくい…加齢にともなって、上まぶたの皮膚がたるんで下がってきます。目を覆いかぶさるため、目元が重たく老けた印象となってしまいます。
「疲れてる?」「怒ってる?」などと見た目だけで言われることも多いとされています。
兵庫県揖保郡にある松浦眼科医院では、皮膚の厚さなどによって患者様に適した眼瞼下垂の治療をご提案しております。目が開きにくいことでお悩みの方は、どうぞお気軽に当院までご相談ください。

まぶたがたるむ主な4つの原因

加齢

加齢にともなって、眼輪筋などまぶた周囲の筋肉が衰えてきます。顔の筋力も低下して、筋肉が脂肪に変化することがあります。それによって、皮膚にたるみが起こります。年を重ねることで、皮膚のコラーゲンやエラスチンなどの弾力成分が減ってくることもたるみの原因となります。

パソコンやスマートフォンなどの見過ぎ

パソコンやスマートフォンなどのモニター画面を見すぎることで、まぶたのたるみを引き起こす場合があります。画面を注視している間は、まばたきが極端に減っています。まばたきをすることで目の周囲の筋力を使いますが、長時間の画面注視によってまばたきが減って筋力が低下してしまうと、たるみを引き起こします。

アイメイクや洗顔などによる
皮膚への刺激

アイメイクなどで目元を強く擦ったり、何度も触って刺激を与えたりすることで、まぶたの皮膚がたるんでしまいます。洗顔やアイメイクをする際は、優しく行って強い刺激を与えないことや、頻度を減らすことが大切です。

眼瞼下垂

目を開く動作をつかさどる眼瞼挙筋という筋肉が衰えると、眼瞼下垂を引き起こします。まぶたの筋肉が機能せずに目が開きにくくなるため、おでこやこめかみの筋肉を使って目を開けようとします。次第に、おでこの筋肉が疲労し、おでこのシワが増えてしまいます。目元の印象だけではなく、おでこのシワが深くなるため老け顔の印象を与えてしまいます。

加齢だけではない!若い人でも
眼瞼下垂が増えています

加齢だけではない!若い人でも眼瞼下垂が増えています眼瞼下垂は加齢によって多く見られる疾患ですが、若い世代でも発症することが多いとも言われます。特に、昨今のスマートフォンやパソコンの普及によって、モニター画面の見過ぎから若い方でも眼瞼下垂やドライアイを発症することが多くあります。このため、目の酷使には十分に気を付けて、まばたきを意識して行うことや目を休ませることが眼瞼下垂や老け顔を防ぐためにも非常に大切です。
また、アイメイクやアイプチ、つけまつげなどで目の周囲に強い刺激を加えることで眼瞼下垂を引き起こします。コンタクトレンズの誤った装用やアトピー性皮膚炎などで目を擦ってしまって発症することもあります。さらに、20代などに現れた眼瞼下垂を放置したまま年を重ねたころに、目の周囲の筋力が低下して眼瞼下垂が重症化することがあります。このため、眼瞼下垂の症状が軽症のうちに、適切な処置を行うことで重症化を防ぐことができます。

まぶたのたるみは
マッサージで治る?

まぶたのたるみはマッサージで治る?顔や頭部のマッサージが美容や健康に良いと聞きますが、実際はいかがでしょうか?
実は、フェイスマッサージ、特に目元はマッサージすることで、さらにたるみを悪化させてしまうことが多いとされます。目元の皮膚は非常に薄く、繊細なため、強いマッサージは禁物です。まぶたのマッサージをセルフで行う場合は、以下の点に注意してください。

強く皮膚を擦ったり、
引っ張ったりしない

セルフマッサージを行う場合に、まぶたを強くこすったり、引っ張ったりすることで、たるみがさらに悪化することがあります。また、皮膚のかゆみや乾燥も起こり、たるみが悪化します。
まぶた周囲の皮膚は非常に薄くて繊細なため、セルフマッサージによって内部組織がダメージを受けることがあります。まぶたの皮膚を支える支持組織(靱帯)や眼瞼挙筋腱膜に支障を及ぼして緩んでしまうと、直接たるみの悪化に繋がってしまいます。

以下の場合はマッサージを行っても
たるみを解消できません

  • 目周囲の皮膚が伸びている場合
  • 目周囲の筋肉が衰えている場合
  • 肌のハリがない場合
  • 眼瞼挙筋腱膜や靱帯にダメージがある場合

まぶたのたるみを改善する方法

まぶたのストレッチ

まぶたのたるみを解消し、目をリフトアップさせるエクササイズとして、特に眼輪筋を鍛える「まぶたのストレッチ」をご紹介します。特に、目のストレッチは非常に手軽で、いつでもどこでもできるので、是非、試してみてください。

目のリフトアップエクササイズ
  1. 目を閉じた状態で眉毛だけをゆっくりと上げます
  2. 眉毛を上げたまま5秒維持し、ゆっくりと元に戻します
  3. 同じエクササイズを3回繰り返します
ウインクエクササイズ
  1. 右目を大きく開けた状態で、左目をゆっくりと閉じてウインクを作ります
  2. ウインクを3秒維持した後に、ゆっくりと元に戻します
  3. 次は逆の目で同じようにウインクを作ります
  4. 上記のエクササイズを10回ずつ左右交互に繰り返します

頭皮やおでこのマッサージ

マッサージで少しでも症状を改善したい方には、まぶたのマッサージではなく、頭皮やおでこのセルフマッサージがお勧めです。マッサージの方法は、以下の手順で行ってください。

  1. おでこ中央からこめかみに向けて、生え際に沿って凝りをほぐすように10回程マッサージします
  2. こめかみ左右に指を当てて、外側に向かって10回程回します
  3. こめかみに指を当てたまま、上に向かって1程優しく引き上げます
  4. 頭部全体に指を当てて、頭皮を前後にずらすように10回程マッサージします

特に、まぶたのたるみが酷く、おでこや眉毛を上げてものを見る方は、上記のマッサージを行って血行促進と凝りのほぐしを行ってください。

蒸しタオルで血行促進を図る

血行が滞り、浮腫んでしまってたるみが起こることもあります。この場合は、蒸しタオルで目や目の周囲を温めて血行を促進させることで、たるみの症状を改善できます。目が疲れている場合も、蒸しタオルを目に乗せるだけで筋肉の緊張がほぐれて、リラックス効果とたるみ改善に効果が期待できます。蒸しタオルはだいたい40度前後が適しています。

目薬をこまめにさす

パソコンやスマートフォンなどモニター画面を注視したり、頻繁に使用する方は目が乾燥しやすくなります。眼精疲労や目の乾燥が進むと、まぶたを擦ることが多くなります。また、花粉症やアレルギー性結膜炎などによって目がかゆくなって、いつも目を擦ってしまうとまぶたのたるみを引き起こしてしまいます。目の乾燥や疲労がある方は、目薬をこまめにさすことが非常に有効です。

眼瞼下垂手術

眼瞼下垂手術眼瞼下垂の治療は、内服薬や注射治療は効きにくいことから主に手術を行います。代表的な術式については、以下の通りです。

挙筋前転術

まぶたを持ち上げる筋肉が薄くなったり、伸びきって縮まなくなったりしてできる眼瞼下垂の治療に適しています。二重の線をメスで切開する術式ですが、皮膚の厚みに応じて適切な治療方法をご提案しております。

前頭筋吊り上げ術

まぶたを持ち上げる筋肉には、上眼瞼挙筋・ミュラー筋・前頭筋の3種類があります。このうち、まぶたを持ち上げる際によく機能する筋肉は、上眼瞼挙筋とミュラー筋です。この2つの筋肉が衰えた場合や神経麻痺を起こして動かなくなった場合、先天性異常で全く機能しない場合は、前頭筋を利用してまぶたを持ち上げます。前頭筋は、元来おでこの筋肉です。おでこの筋肉を皮膚ごと持ち上げてまぶたを引き上げていく術式を、前頭筋吊り上げ術と言います。

眉毛下・重瞼余剰皮膚切除術

偽性眼瞼下垂といって、筋肉も神経も異常がないにも関わらず、まぶたが重く覆いかぶさった状態の場合には、余剰皮膚切除術を行います。まぶたの筋肉を触らなくても、たるんで余った皮膚を切除する方法です。切除術には2種類あり、二重線で切り取る方法を重瞼線切除と言い、眉毛下ラインで切除する方法が眉毛下切除と言います。

眼瞼下垂の手術は、機能的だけではなく美容的にも治療術式をよく検討する必要があります。左右のバランスなども重要であるため、経験豊富で技術の高い信頼できる眼科医の診察と治療を受けることが大切です。